検診で網膜血管硬化症にチェックがついていることがよくあります。これはどういうことなのでしょうか?
簡単に言いますと動脈硬化があると言うことです。お年をとるに従い、コレステロールの蓄積などによって、どうしても動脈は細くなっていきます。これが血管硬化症でこれが年齢相応であれば心配ありません。検診でIにチェックがついている程度でしたら心配ありません。
II以上にチェックがついていた場合は甘いものや脂っこいものは少し控えた方がよいでしょう。
視野の一部分が真っ暗になり、急に見にくくなりました。眼底出血と言われました。
網膜(眼底)の血管が詰まって眼底出血を起こしたのです。
原因は、高血圧・動脈硬化のことがほとんどです。
以前は、眼底にレーザー光凝固を行い、合併症を防ぎました。
最近は、眼内に新生血管抑制剤を注射する方法(硝子体注射)が増加しています。
特に黄斑部(眼底の中央)に浮腫が来て視力が低下している場合は、注射がよく効きます。
当院でも行なっていますのでご相談ください。
突然すすが飛んで見えたと思ったら、黒く見えない部分が広がってきました。
網膜(眼底)の一部に穴が開いて、網膜が剥離した状態です。放置すると失明しますので早い時期の手術が必要です。
突然黒い物が飛んで見えるようになりました。
中年過ぎの方で突然に起こるものは、硝子体混濁のことが多く、この場合は心配ありません。
近視が強い方の場合は網膜剥離のこともあります。
いずれにしても診察を受けてください。