眼が乾いて、ゴロゴロしたり開けているのが辛かったりする疾患です。
涙が出にくい場合と、涙はきちんと出ているのに乾燥する場合があります。
まず、下まぶたに細い紙をはさんで、涙の量を検査します。
涙の量が正常な場合は、涙の蒸散を防ぐ眼薬(ムチン)を点眼します。
涙の量が少ない場合は、上記のムチンに加えて人工涙液を点眼したり、涙点にプラグを挿入して涙が流れないようにします。
両眼のまぶたや、頬が痙攣して、眼が開きにくくなる疾患です。
原因は顔面神経が脳内で圧迫されているためです。
ゴロゴロしたり眩しかったりで、ドライアイと症状が似ています。
治療はボトックスの注射で、痙攣している筋肉を軽く麻痺させて痙攣を抑えます。効き目は3〜6ヶ月程度で持続しますが、薬が分解して徐々に効果が薄れてくるので、再度注射を行う必要があります。
ボトックス注射 当院でも行っています。ご相談ください。
眼鏡、コンタクト、手術について詳細をお知らせします。
もっとも一般的で、危険性のない矯正方法です。左右差が大きい方、近視の強い方には向かないことがあります。
眼鏡だと物が小さく見えますが、コンタクトでは自然の大きさに見えます。
近視の強い方、左右差のある方にはおすすめです。
LASIKがよく知られていますが、角膜を削るため中等度の近視までしかなおりません。涙が出にくくなる、コントラストが悪くなる、将来近視が進んだ時に対応しにくい等の欠点があります。
眼内コンタクトは強度近視にも対応しています。将来近視が進んだ場合には入れ替えることもできます。これから手術数が増えると思われます。
色弱・色盲とも言われます。男性の20人に1人。女性は400人に1人に色覚異常があります。
すべての色が全くわからない場合もごくまれにありますが、ほとんどの場合は赤と緑がわかりにくい赤緑色弱です。
遺伝疾患で直らないため、最近は学校の検査から色覚検査がなくなっています。
色覚異常の人には、カラーコーディネーター、色で判断する化学実験者、等適正でない職業がありますので、色覚異常があるかどうか知っておくことは大切だと思います。
当院では小学生以下のお子さんに、希望があれば色覚検査を行っています。