2019年2月から昨年までに約380例に日帰り硝子体手術を行いました (2024年は63例)
一般に黄斑裂孔の再手術率は10-20%と言われています
疾患の説明についてはこちらをご覧ください。
眼をぶつけたりした場合、眼内レンズがずれたり眼の中に落下することがあります。
また、アトピー等で眼が弱いため、眼内レンズの支えが外れてずれることもあります。
直すためには、硝子体手術をして眼内レンズを本来の位置に固定させる(縫着・強膜固定)必要があります。
網膜に穴が開いた(原因不明)、眼底出血が広がった、糖尿病が悪化した等の原因で眼の中に出血が充満することがあります。
進行した網膜症
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白い部分が剥離した網膜
まず硝子体切除術を行います
眼の中は硝子体というゼリー状の物質が詰まっています。
その奥に網膜(眼底・カメラのフィルムにあたる)と視神経があります。
網膜の病気を治すには、硝子体を除去して網膜にアプローチする必要があります。
白内障がある方は、白内障手術を先に行います。
麻酔の注射した後に、強膜(白眼)に3カ所前後、注射針の太さの小さな穴を作ります。
そこから器具を挿入し、光で照らしながら、硝子体を細かく切除しながら吸引除去します。
同時に、眼球容積を保つため眼内を灌流液で置換します。
次に各疾患に応じたアプローチをします
黄斑に張っている薄い膜をピンセットで除去します
硝子体内に空気を入れ、表面張力で裂孔を封鎖します
眼内レンズを取り出して、新しいレンズを縫着します